こんにちは。「見た目」「心」「身体」魂レベルで整える美容時間をお届けする、SOUL HAVEN心理カウンセラーの沙蓮(さらん)です。
今日は、とても大切な方から届いたお話をきっかけに、このブログを書いています。
もし今、子どもの癇癪に心が折れそうになっていたら。
怒りたくないのに怒鳴ってしまったあと、自分が大嫌いになっていたら。
「私、母親としてどうしちゃったんだろう」と思っていたら。
そんなあなたに、どうしても伝えたい言葉があります。
私も2児の母。娘の発達グレーで癇癪がひどく、今回いただいた相談内容は私も沢山経験している内容だなぁと思いながら書いております。

ココロのマルシェ は、根本裕幸カウンセラーが主宰する、無料のお悩み相談掲示板です。
投稿されたご相談に、お弟子カウンセラーがそれぞれの視点でお答えしています。
「こんなこと相談していいのかな?」という小さなことでも、遠慮せずに話してみてくださいね。
私自身も長い間、頑張りすぎてしまい、誰にも頼れずに悩む日々を過ごしてきました。
だからこそ、あなたの気持ちが痛いほどわかりますし、一緒に寄り添いながら解決のヒントを見つけていけたら嬉しいです。
こんにちは。るると申します。よろしくお願いいたします。
早速ですが、最近の悩み事です。
4月に小学生になったばかりの息子が一人おります。
息子は敏感体質、慎重派、こだわり強い、早生まれ、内弁慶です。
診断はないですが、発達グレーかなと私は思っています。
何を隠そう私もそうで、まるで自分の生き写しのようです。話は戻り、この度始めての学校生活でして、
息子は緊張しながらも周りに必死についていってます。
しかしその反動で、家での癇癪が凄まじいです。
元々癇癪は起こす方で、保育園時代の癇癪の理由は「おもちゃが欲しい」とか「思い通りにならない」とかでした。
最近の癇癪のきっかけは「宿題がうまくできない」です。理想の私は、「そんな息子に根気強く寄り添う母親」でした。
ですが最近の私は、その真逆です。
いつも、息子の「もう無理だよぉ…」というふにゃふにゃ声から段々癇癪に変わるのですが、
もう、そのふにゃふにゃ声を聞くだけで頭がおかしくなったように「キーーーーー!!!!」となります。
寄り添うとかアンガーマネジメントとか、そんなの全部吹っ飛んでしまって
頭の血管がブチブチ切れていく感覚がします。
その後はもう、記憶にないです。
気がつくと口から出るわ出るわの暴言、手が出てしまうこともあります。
息子を叩くのが怖くて自分を叩くこともあります。
もう、なんなんでしょう。こんなんじゃない時もあるんです。あったんです。
でも最近は、圧倒的に怒り狂うことの方が多くて、私どうしちゃったんだろう。どっかに優しさ落としちゃったのかな。そんな感じです。きっかけは、大体わかっています。
母が今年の2月に亡くなったんです。
癌の再発でした。合わせて10年以上の闘病生活でした。その間ずっと不安でした。20歳頃からずっと、頭の片隅にいつか母がいなくなる恐怖を感じていました。
母が亡くなったとき、ようやくその恐怖から解き放たれて、少し楽になった気もしました。
でも、なんというか、自分の中の大切な何かを失った感じがします。
優しさとか、生きる希望とか。毎日楽しいし、笑えてるんですが、
心の底が冷えていて、つまらないんです。
だから、息子の癇癪とか、かつては温かい目で見れていたものも、見れなくなって、余裕がないんでしょうね。追い打ちをかけるかのように、最近夫が入院しました。
一度退院したかと思ったら、再発し、現在もまた、入院中です。
頼れる人、頼りたい人、いなくなっちゃいました。癇癪持ちの息子との二人暮らし。
幸い、母の死後に気持ちが落ちて仕事を辞めたため、今は仕事をしていないので、時間の余裕だけはあるのが救いです。なんだか色んなことを書いてしまいましたが、
大切な何かを取り戻したくて、こちらにお世話になりたいと思い書き込みました。
すみません。よろしくお願いいたします。
生き写しのようにそっくりな息子
自分とあまりにも似ていると、感情も簡単にはコントロールできなくなりますね。
心の本当に見たくない問題は自分を嫌ってるから。見たくないものがある時矛先は別のところに私達は向けてしまいます。
自分の中に子育てうまくできない。。。とか
いいお母さんじゃないから、私。。。とか
自己否定をいっぱいしているとそんな声しか自分の中には見つけられなくなってしまいます。そうすると、本当はそんな自分に怒りたい気持ちがある。表現の仕方や外への出し方がわからない。
それが何かのきっかけで爆発してしまう。るるさん。そのきっかけのスイッチに息子さんの癇癪はなっているように思います。
怒りたくないのに、怒ってしまう
「ふにゃふにゃした声を聞いただけで、もう頭がおかしくなりそうになるんです。
本当は寄り添いたいのに、暴言が止まらなくて、気がついたら自分を叩いてる。
こんなの、私じゃない。どうしちゃったんでしょうか」この文章を読んで居た堪れなくなりました。
その言葉を聞いたとき、心の奥がズシンと揺れたんですよね。
きっと、るるさんは本当は真面目で、まっすぐで、子どもを大切に想う優しいお母さん何だろうなって。
私はこう思ったんです。
「これまでずっと踏ん張ってきたからこそ、限界がきているだけのように感じます。
優しさを失ったわけじゃない。ただ、今は心のエネルギーが切れてるだけなんだ」って読んでいて感じました。
「癇癪」は、子どもからのSOS。そして、親の心にも届くもの
子どもが癇癪を起こすのは、「自分で整理できない感情」をどうにかして出したいからです。
でも、そのぶつけどころが “一番安心できるママ” になってしまう。
だから、「わかってあげなきゃ」「受け止めてあげなきゃ」と思うほど、苦しくなる。
わかってるのに、できない自分に傷つく。
優しいほど、それを深く感じてしまうんですよね。
私も一時期娘の癇癪を受け止められず、怒りが湧き上がることが多く悩んだ時期がありました。
怒りの奥には「悲しみ」がある
怒りって、とても強い感情のように見えるけれど、
その奥には「悲しみ」「寂しさ」「不安」「助けて」が隠れていることが多いんです。
今回、マルシェに投稿していただいたるるさん。今年、お母様を亡くされました。
そして、ご主人も入退院を繰り返している状況の中で、
たった一人で敏感で繊細な息子さんと向き合っていらっしゃる。本当に大変なことです。
そんな中で、怒りが爆発してしまったのは、当然のことだったんです。
心が、「もう限界だよ」「誰かに助けてって言っていいんだよ」って、叫んでいたんです。
「るるさんは壊れてない。るるさんはがんばりすぎただけ」
優しさを落としてきたわけじゃない。
怒りがるるさんを変えてしまったわけでもない。
ただ、今はエネルギーが底をついているだけ。
だからまず、自分の心を温めなおしてあげてほしいんです。
あなたは、壊れてなんかいません。
むしろ、「壊れてしまいそうなほど頑張ってきた人」なんです。
るるさんの魅力・価値
- 自己洞察力の高さ:「今の私、どうしちゃったんだろう」と立ち止まれる力
- 愛情の深さ:「理想の母でありたい」という願いは、誰よりも息子さんへの愛があるからこそ
- 表現力の豊かさ:丁寧に感情を言語化できるのは、感受性が豊かで繊細だから
- 自己責任感の強さ:「私のせいだ」と背負ってしまうほど、真摯な生き方をされている
- 大切なものを大切にしてきた人:母・息子・夫…すべての人を思い、尽くしてこられた
箇条書きにさせていただきましたが、るるさんにはそれだけの魅力があります。
るるさん、受け取れていますでしょうか??自己肯定感が下がれば下がるほど、自分いじめをしやすくなりますね。るるさん、自分の時間取れていますか??自分のケアできていますか??
自分に対してケアをすることをまずされてみて欲しいのです。
ちょっと銭湯やスパに行ってみる。とか、ちょっとネイルしてみるとか、るるさんがそんな程度でもいいので気持ちの良くなる心地良くなる時間を1日に1回は作ってみて欲しいのです。
そうすることで自分へのエネルギーチャージをして、また家庭に戻る。るるさんの心に少しでもいいので、余白を作って欲しいです。
私達カウンセラーとカウンセリングをしてこんな方向性で見ていきませんか?
① グリーフケア(喪失の痛みの処理)
- 「母を失ったことで、自分の優しさも一緒に消えたような感覚」
- その感覚に丁寧に寄り添い、「母とのつながりは今も生きている」と感じられるような対話を重ねていきます。
② 感情コントロールではなく、“感情理解”を深める
- 「怒り」を抑え込もうとするのではなく、その奥にある本当の一次感情(悲しみ・不安・寂しさ)に目を向ける。
- 怒りのエネルギーは「守りたい」「愛したい」という強い願いの裏返しでもあります。
③ 自分自身との関係性を取り戻す
- 「こんな自分はダメ」と責めるより、「ここまで頑張ってきたんだね」と労う視点を育てていく。
- “理想の母親像”ではなく、“今の自分”に寄り添うケアを優先。
④ 「誰にも頼れない」から「頼っていい」への意識の転換
- 「助けて」と言えることは、弱さではなく強さ。
- 信頼できる人・場を見つけ、「ひとりで抱えなくてもいい」と感じられるサポート環境づくり。
⑤ 親子関係の再構築(共感・安心の回路)
- 敏感な子は、親の感情を敏感に察知します。
- だからこそ、「お母さん自身が安心していること」が、子どもにとって最大の癒しになります。
- まずは“母親自身の心の土台”を整えることが、遠回りのようでいて実は最短の子育て支援です。
最後に、同じように涙をこらえてる方へ
もし、この記事を読んでくれているあなたが、
- 子どもの癇癪に限界を感じている
- 怒ってしまう自分に嫌気がさしている
- でも、本当は子どもをぎゅっと抱きしめたいと思っている
そんな想いを抱えていたら、どうか知っていてください。
あなたは一人じゃありません。
そして、あなたの中の「優しさ」は、ちゃんと生きています。
少し今、奥のほうに隠れているだけです。
あなたがご自分の心をほんの少しずつ労わっていくことで、
きっとまた、子どもにも優しさを分けられる日がきます。
焦らなくていい。
怒ったっていい。
自分を責めすぎずに、今日を乗り越えてみてくださいね。
一人で超えていくには大変な時間と労力が必要になりますので、そんな時ほどカウンセラーを頼ってみて欲しいです。